龍勢 ゆらぎの凪 -八反35号-
龍勢 ゆらぎの凪 -八反35号-
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穏やかな水面に、静かにたゆたう。
広島県産「八反35号」の清らかな輪郭と、竹原の仕込み水が育むしなやかな酸が溶け合い、凪のような静けさの中に、やわらかな余韻を感じさせる一本。香りは控えめで穏やか。冷やせば澄んだ口あたり、燗にすればまろやかな旨みがふくらみ、繊細な料理と自然に寄り添います。心のゆらぎにそっと寄り添う、落ち着きのある純米酒です。
<味わいの特徴>
香りは控えめで、ほんのりとやさしい印象。口に含むと、八反35号由来の透明感ある旨みが、シルクのようになめらかに広がります。味の起伏を抑えた落ち着きのあるバランスが特長で、冷酒では繊細に、燗にするとふくらみとやわらかさが引き立ちます。豆腐や白身魚など、味わいに寄り添う料理とよくなじむ、静かな食中酒です。
<商品スペック>
【精米歩合】60%
【原料米】八反35号100%
【原材料】米(国産)・米麹(国産米)
【仕込水】竹原の地下水(軟水)
【アルコール度数】16%
【容量】720ml / 1800ml
【使用酵母】無添加(蔵付き酵母)
【日本酒度】非公表
【酸度】非公表
※藤井酒造のお酒について
酵母や乳酸菌を添加せず、蔵に棲む微生物とともに時間をかけて自然発酵させています。
竹原のやわらかな水と温暖な気候に育まれた、やさしく、ふくらみのある味わいが特徴です。
数値にとらわれず、感じるままに楽しんでいただきたいという想いから、日本酒度や酸度などの情報は公開しておりません。どうぞ、五感と感性でゆっくり味わってみてください。
※龍勢 Limited Seriesのオンライン販売はしておりません。全国の特約店様にてお買い求めください。



Collections
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龍勢 別格品
育てる楽しみ、出会う味わい。 「別格品」は、藤井酒造が培ってきた技と哲学を注ぎ込んだ、龍勢ブランドの中でもひときわ特別な存在です。 八反錦・八反35号・山田錦・雄町──4つの酒米それぞれの個性を最大限に引き出し、生酛造りと酵母無添加という伝統的な技法で丁寧に仕込んでいます。 そして、搾ったあとも酒の時間は続きます。味わいはゆっくりと変化し、あるときは凛と、またあるときはやわらかく──その一杯がどんな表情を見せてくれるかは、開ける人だけの特権です。 「いつ飲んでも、きっと美味しい」けれど「いつ飲むか」で、まったく違う出会いになる。そんな育てる愉しみを、日本酒でも感じてほしい。その思いから生まれたのが、龍勢 別格品です。 蔵の思想と時間が凝縮された一本だからこそ、贈りものにも、自分へのご褒美にもふさわしい。その名のとおり、「別格」と呼ぶにふさわしい日本酒です。
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龍勢 Classics
変わらぬ芯を、静かに受け継ぐ。 明治の世、日本初の全国清酒品評会にて「最優秀第一位」を受賞した酒──龍勢。その誉れを受け継ぎ、藤井酒造の中核をなすのが、この「龍勢 Classics」です。 米の旨み、穏やかな香り、そして芯のある酸。それはまるで、蔵そのものの記憶を映す“骨格”のよう。過度な装飾を排し、本質だけを静かに際立たせた一杯です。 時代の流れに迎合せず、けれども立ち止まらず、「変わらないこと」の中に、確かな進化を宿す。そんな信念をかたちにしたシリーズです。
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龍勢Lab. Works.
まだ正解のない、日本酒のかたち。 龍勢 Lab. Works.は、蔵人の「こんな酒、造ってみたらどうだろう?」という問いから始まる、試験醸造シリーズです。 毎年テーマを変えながら、使うお米や酵母、仕込みの方法など、さまざまな実験を行っています。伝統の技をベースにしながらも、新しいアイデアや視点を取り入れることで、これからの酒造りのヒントを探っています。 このシリーズは、定番商品のように完成されたお酒ではありません。けれど、だからこそ感じられる魅力や楽しさがあります。 定番にはない意外性や、新しい味わいとの出会いは、まさに造り手との共有体験。完成された「答え」ではなく、「試み」の面白さを、どうぞお楽しみください。