コレクション: 寒い日に!温めて飲むお燗酒のススメ

■燗酒とは?
冷~温まで様々な温度で楽しめるお酒、日本酒。
その中でも温めたお酒のことを燗酒(かんざけ)と言います。お燗、とも言いますね。
藤井酒造のお酒は、総じて冷やすと爽やかで後味はキリリ。
温めるとまろやかでふくらみのある味わいになります。(もちろん例外もありますが。)
詳しく言うと、燗酒は温度ごとに呼び名が異なります。
燗酒の代名詞でもある「熱燗」は、50度前後の温度のお酒のこと。
よく聞く「ぬる燗」は40度くらい。35度の「人肌燗」というのもありますよ!
それぞれの温度で見せる表情が変わって面白いんです♪
■燗酒の魅力
燗酒の魅力は、やはり冷酒、冷や(常温)では味わえない美味しさを楽しめること。
冷たいときはキリっとした味わいだったお酒が、温めると旨味や甘みを感じやすくなり、ふくらみある味わいに。
温めて美味しくなるお酒を「燗上がりするお酒」といいますが、藤井酒造のお酒は、まさに燗上がりするお酒が多いです。
一般的に「お燗にするお酒って安いお酒なんでしょ?」ということがよく聞かれますね。
藤井酒造のお酒は、お燗で美味しくなるように酒質設計して造っています。
のちほどご紹介しますが、お燗でより楽しめる純米大吟醸なんかもありますよ!
その他にも、お燗酒にはたくさんの魅力があります。
●身体を温める効果
日本酒には他の醸造酒と比べて、身体を温める効果があります。
燗酒にするとさらにその効果がアップします。
冬に燗酒がとびきり美味しく感じるのは、こういった理由もあるかもしれませんね!
●もうひとつのお燗の魅力「燗冷まし」
燗冷ましとは、一度温めたあと、冷めた(冷ました)お酒。
お燗にすると渋みなどの雑味成分が蒸発するため、温める前よりもバランスの整ったお酒になります。
その状態でお酒を冷ますと、温める前の冷酒の状態よりも雑味成分が抜けた味わいとなります。その分、気が抜けたような味わいになる場合もありますが。。
燗酒でおいしいお酒は、本当においしいお酒と言えるかもしれませんね!
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■燗酒のいろいろ
●お燗酒への誤解?
「燗酒は酔いやすい」そんなふうに思っていませんか?
燗酒は酔いやすいのではなく、すぐに吸収・分解されるので酔いが回りやすいんです。
というのも、冷酒を飲んだ時、お酒は胃の中で一度体温程度まで温められます。
体温が高い方が身体の代謝が活発になり、アルコールの吸収がしやすくなるからです。
一方燗酒の場合は、飲んだ時から体温程度に温められているので吸収しやすく、酔いを感じるまでのタイムラグが短いんです。
冷酒って、いつまでも飲み続けられるような気がしますが、気づくとグラッと来る時がありますもんね。
冷酒と燗酒、同じ量を飲んでも、分解するアルコールの量は変わらないんですけどね!
●簡単なお燗のつけ方
温める方法は湯煎が一般的かつおすすめ。
かなり奥が深い燗酒の世界ですが、今回は誰でも簡単・お気軽にできるやり方をご紹介!
まずは徳利とお猪口を用意し、あらかじめお酒を常温に戻しておきます。
①お鍋で徳利の半分程度までのお湯を沸かす
➁お湯が沸騰したら火を止め、まず徳利自体を温める
➂徳利が温まったら、徳利に常温に戻した日本酒を8~9割程度注ぎ、2分ほど待つ
④完成!
徳利の形状や素材にも寄りますが、だいたい40~45度になっているはずです。
温度をきっちり測るのもいいんですが、まずはお燗の美味しさを知ってもらいたいです。
ここでワンポイント!
もっとお燗酒を楽しむために、温まったお酒を飲む前に一度常温で飲んでみて下さい。
どのくらい、どのように味が変わったかがよくわかり、日本酒の奥深さが感じられるはずです。
電子レンジでお手軽にお燗酒を楽しむことも出来ますので、是非熱燗でも日本酒をお楽しみください!
この冬はお燗を楽しんで、日本酒の楽しみ方の選択肢を増やしてみませんか?
お燗でオススメのお酒はこちら☟
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藤井政宗レトロラベル -雄町-
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龍勢 竹原八反錦 2023試験醸造酒
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龍勢 熟成純米雄町 特別純米 2018BY
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夜の帝王 特別純米 15
通常価格 ¥660から通常価格単価 / あたり -
龍勢 無垢の系譜 Special Edition
通常価格 ¥1,980から通常価格単価 / あたり売り切れ
Collections
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龍勢 Classics
変わらぬ芯を、静かに受け継ぐ。 明治の世、日本初の全国清酒品評会にて「最優秀第一位」を受賞した酒──龍勢。その誉れを受け継ぎ、藤井酒造の中核をなすのが、この「龍勢 Classics」です。 米の旨み、穏やかな香り、そして芯のある酸。それはまるで、蔵そのものの記憶を映す“骨格”のよう。過度な装飾を排し、本質だけを静かに際立たせた一杯です。 時代の流れに迎合せず、けれども立ち止まらず、「変わらないこと」の中に、確かな進化を宿す。そんな信念をかたちにしたシリーズです。
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龍勢 別格品
静けさの奥に、極まる一滴を。 藤井酒造の醸造理念「不易流行」──変わらぬものに静かに寄り添いながら、変わることを恐れず、その年、その米、その環境と真摯に向き合うこと。『龍勢 別格品』は、その理念をもっとも丁寧に体現した特別なシリーズです。 使用するのは、蔵が長年向き合ってきた4種の酒米──八反錦、八反35号、山田錦、雄町。それぞれの米が持つ個性と、その年ごとの自然の表情に耳を澄ませ、設計は毎年一から見直され、たった一度きりの仕込みにすべてを注ぎます。 仕込みは、酵母も乳酸菌も添加しない古式生酛。竹原の蔵に棲みつく微生物たちとともに、時と対話を重ねながら、一本の酒にその年の記憶と土地の気配を映し出していきます。 その味わいは、ただの完成形ではなく、今という時代への静かな問いかけ。寄り添いながらも揺るがず、慎ましさの中に誇りを宿す、自然のうつろいや目に見えぬ営みに、静かに敬意を込めて。
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龍勢Lab. Works.
まだ正解のない、日本酒のかたち。 龍勢 Lab. Works.は、蔵人の「こんな酒、造ってみたらどうだろう?」という問いから始まる、試験醸造シリーズです。 毎年テーマを変えながら、使うお米や酵母、仕込みの方法など、さまざまな実験を行っています。伝統の技をベースにしながらも、新しいアイデアや視点を取り入れることで、これからの酒造りのヒントを探っています。 このシリーズは、定番商品のように完成されたお酒ではありません。けれど、だからこそ感じられる魅力や楽しさがあります。 定番にはない意外性や、新しい味わいとの出会いは、まさに造り手との共有体験。完成された「答え」ではなく、「試み」の面白さを、どうぞお楽しみください。
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夜の帝王 -THE NIGHT EMPEROR-
呑むなら笑って。遊ぶなら本気で。 昭和の香りがほのかに漂うラベルの奥に潜むのは、真面目にふざけた一本。「夜の帝王」は、1982年――焼酎全盛の時代に、「どうせやるなら、突き抜けよう」と名付けられた、ちょっとワルそうで実は優しい酒です。 夜のお店で日本酒を広めようと奮闘していた五代目蔵元が、「とにかく名前で覚えてもらえ」と考案。ギラついたネーミングとは裏腹に、飲めば意外とまろやかで、どこかホッとする味わい。立ち飲み屋の罰ゲームに、昭和歌謡のBGMに、仲間との馬鹿話に──そんな“くだらなさの美学”が似合う一杯。 40年以上の時を経て、いまも愛され続けるこの酒は、真面目すぎない、でも手は抜かない、そんな大人たちの“本気の遊び”から生まれました。